ジョブカフェならぬニートステーション

 進学も就職もせず、職業訓練も受けていない「ニート」の若者を支援する施設「ぐんま若者サポートステーション」(前橋市千代田町)の延べ来所者数が22日、2000人を超えた。昨年6月の開設以来、相談などの利用を登録した若者約200人のうち、アルバイトなどに就いたのは60人ほど。決して順風満帆ではないが運営するNPO法人「キャリア倶楽部」の太田和雄理事長は「就職を強いるのでなく、“社会の風”に触れさせたい」と地道な活動を続ける考えだ。

この施設は、国の委託を受けて県が設置。来所した若者に職業あっせんはしないが、他の支援機関とも連携し、セミナーや個別相談で7人のスタッフが若者と向き合う。県庁で行われる音楽会の裏方や草花の維持管理のボランティアなど、「最初の一歩を踏み出してもらうこと」(太田理事長)を重視している。

施設に通う十代の男性は「高校中退だったが、再入学できた。小さな体験で生き方を変えられた」と振り返る。昨年8月から工場で働き始めた前橋市内の男性(27)も「仕事の悩みも打ち明けられた」と話す。

施設は4月、前橋テルサ(前橋市千代田町)に移転する。太田理事長は「支えてくれる人は必ずいる。それを忘れないで」と話している。

読売新聞

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